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−魚種編−
ここでは、北海道日本海周辺で漁獲される魚を中心にについて紹介しています。地域によっては説明文と違うところもあります。
ホッコクアカエビ![]() |
通称甘エビ、学識名称(標準和名)ではホッコクアカエビといい、浜では魚体が赤いことから南蛮エビと呼ばれている。非常に特徴的な生態を持っており、生涯のうちオスとして過ごした後、メスに性転換して卵を持つようになる。(甲長25mm、5.5歳でオスからメスに性転換する) 主に日本海側に分布し、水深200m〜600mの深海にすみ、エビ篭(かご)、エビ桁(けた)漁業によって水揚げされる。 当漁協では年間400トン近く水揚げされ、その他に捕れるボタンエビ(トラエビ)やシマエビ(ホッカイシマエビ)などを合わせると約500トンほどの水揚げとなる。また、取り扱い金額も高く、当漁協の年間水揚金額の約50%を占める。 水揚直後では透き通った身をしており、食べごろになった身は刺身の中でも随一の甘味を誇る。お寿司屋さんなどで幅広く使われており、寿司や刺身では欠かせない一品。 |
トヤマエビ![]() |
通称ボタンエビ、浜ではトラエビと呼ばれる。甘えびと同じくオスからメスへ性転換する。(2.5歳で性転換) 日本海の一部と噴火湾に分布し、水深80m〜100mにすみ、甘えびと同じ漁法で水揚される。水揚量は甘えびの約20%ほどになるが、値段は甘えびの2倍〜4倍の値がつけられる。 魚体は甘えびに比べ大きく身もプリプリと歯ごたえがあり、炭焼きで食べたその味は絶品である。甘えびと同じくタウリン、キチン、アスタキサンチンがバランスよく含まれコレステロールや血圧を下げるなどの効果がる。 |
マガレイ![]() |
主として刺し網で水揚され、その他にエビ桁漁業。 その生態は、道北日本海を産卵場とし、産卵された卵・稚魚はそのまま日本海で成長するものと、海流にのって数百キロ先のオホーツク海へ移動、成長するものとの二つの群に分かれる。また、日本海、オホーツク海ともに成熟して産卵期になると日本海へもどり、産卵する。今日のデータによると日本海側で成長するものと、オホーツク海側で成長するものとでは、後者のほうが成長が早い。 漁獲方法は、刺し網や底引き網による。 食し方としては、煮付けや塩焼きがごく一般的である。また、すっかりと干しあげ干物としても美味である。 |
ホッケ![]() |
ほとんどの海域で漁獲される魚種。道北日本海のホッケは秋頃に来遊し利尻、礼文、武蔵堆に分布し産卵場も同じ。2歳ほどで成熟となる。 漁獲方法は、刺し網や底引き網による。 調理方法としては開き、フライやすり身など多岐にわたる。 |
ニシン![]() |
主として底引網、刺網により漁獲される。 その昔、年間100万トン近く漁獲され一世を風靡した魚である。現在のベテラン漁師にはその時代の光景が今だありありと根強く残っているほどである。 その一昔前のニシンと今日のニシンでは形態が違うという事が現在では明らかになっている。一昔前の一世を風靡したニシンは「北海道サハリン系ニシン」と呼ばれ、資源量が豊富で地域性が高く魚体が大きい。反面、成長は遅いといった特徴をもっている。一方、現在のニシンは「日本海地域性ニシン(石狩湾系ニシン)」と呼ばれ、前者のそれとは対照的に資源量が乏しく地域性が小さく魚体も小ぶりである。しかし成長は早いという特徴をもっている。 ちなみに前者は5年ほどで成熟となるが、後者は2年ほどで成熟となる。 ニシンは産卵期を迎えると沿岸に押し寄せ、産卵場となる海藻を探しそこに卵を産みつける。卵を産みつけられると今度はそこにオスが精子をふりかける。大群のニシンがこぞってこの作業を行うと、その辺り一面の海はニシンの精子で真っ白となる。この神秘的な現象を「群来(クキ)」と呼ばれる。1999年留萌市の礼受において数十年ぶりにこの「群来」が起こった。 漁獲方法は、刺し網や底引き網による。 調理法方は大衆魚と呼ばれるだけありかなり豊富である。煮る、焼くは当たり前で、ぬか漬けにしたり、干して身欠や塩ニシンにしたり、漬物などにも使われる。また、燻製にしてもおいしく昔ながらの調理方法がその味を引き立てる。 |
ナマコ![]() |
北海道北部日本海の前浜で水揚されるナマコの生態は、100gほどで卵を持ち7〜8月頃に産卵期となる。出生後は2〜3週間ほど海中に浮遊し(プランクトンとして生活)その後海底に下りて生活する。 海底に住み着いた後は、海底の砂や泥の中に含まれる有機物等を食する。また、魚類のような大きな移動はすることがない。 卵を持ち産卵するまでとなると最低でも約4年以上かかり、また、大きな移動はしないので外の海域からの移入がない根付資源のため、卵を産む親ナマコをとり尽くすと新しく生れてくるナマコが発生しなくなるという事態が招きかねない、非常に資源管理が重要な種である。現在では人工的に増殖させるのも困難である。 漁獲方法は八尺と呼ばれる鉄パイプで出来た桁を使い、海底を引きずるように船で引っ張る「なまこ桁網」という漁法。 主にナマコはボイルした後に乾燥させる「乾ナマコ」として加工し、韓国や中国へと輸出される。 |
| サケ |
北海道の代表的な魚とも言える「サケ」。主に日本でのサケはシロザケを指す。 非常に広域的な海域を回遊し、2〜6歳頃に生まれ育った川へ帰ってくる。川に帰ってくると産卵場に向け川を遡上し、浅い砂利底の湧水が湧き出てくる場所を選ぶといわれる。ちなみにサケは自分が誕生した川をその水のにおいによりかぎわけているということが実験を持って確認されている。 オスは上あごが下あごに向かって曲がり、勇ましい顔をしている反面、メスは全体的に丸みを帯びたやさしい顔つきである。 その大部分が定置網漁業により漁獲され、生産量では標津町が特に有名である。 加工方法は新巻きとして加工されるのが最も一般的であり、卵は塩や正油漬けにより筋子やイクラとして食される。その他にもサケならではの加工方法である、身を数本にさばき干しあげるトバも有名である。 |
| ホタテ | 北海道の3大海産物のひとつ、ホタテガイ。 幅広く分布し、水深20mほどの海底に生息する。4月〜6月にかけて産卵し、オスとメスは卵の色で識別する。3年を経過すると成貝になり、寿命は約10年ほど。 漁獲方法は、天然ホタテガイでは、桁網により漁獲される。 加工方法は、貝柱だけにして急速冷凍する、冷凍貝柱。その貝柱を乾燥したものが、白乾。そのほかにも、茹で上げてウロを取り除く、ボイルホタテ。貝殻の片側だけをのこし、ウロを取り除く、片貝ホタテ。外套膜(通称みみ)を乾燥して作る珍味など多岐にわたる。 |
| イカ | 日本全国に広範囲で分布する。日本周辺を九州から北海道まで回遊する。成長は非常に早く1年ほど生きて産卵後に死亡するとされている。
その大部分が、イカ釣漁業は擬餌針をつけた釣り糸により機械で吊り上げるイカ釣漁業と呼ばれる漁法により漁獲される。イカ釣漁業の集魚灯がこうこうと光を放つ光景は見事である。 食し方は実に多岐にわたり、刺身、焼きイカ、塩辛、煮付け、イカ飯、てんぷら、フライ、するめなど様々である。低脂肪・低カロリー・高タンパクでタウリン、カリウムも含まれる。ダイエット食品として期待できる食材である。 |
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